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クラシック女性音楽家シリーズVol.13 高木綾子

ラヴェルは1927年頃から軽度の記憶障害や言語障害に悩まされていたが、1932年、パリで交通事故に遭い、これを機に症状が進行していった。動作が次第に緩慢になり、手足をうまく動かせなくなり、言葉もスムーズに出なくなった事から癇癪を起こした。1933年11月、最後のコンサートを行うが、この頃には自分のサインも書けないほど病状が悪化していた。1936年になると周囲との接触を避け、小さな家の庭で一日中椅子に座って、ボーっとしていることが多くなった。病床にあっても曲の着想を得、それを書き留めようとしたがついに一文字も書き進める事が出来なくなった。「私の頭の中には沢山の音楽が流れている。でももう一文字も曲が書けなくなってしまった」と涙ながらに呟いた事もあったという。1937年12月28日死去。62歳だった。

投稿日：2010-08-27 00:14:38
長さ：00:02:51
PV:859　 コメ:5　 マイリス：11

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